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生徒手帳からプラスチックカードへ。公立学校でもカード型生徒証発行の内製化が増えている理由とは

  • 執筆者の写真: star-sakurai
    star-sakurai
  • 2 日前
  • 読了時間: 7分
生徒手帳からプラスチックカードへ。公立学校でカード型学生証が増えている理由とは

文部科学省の取り組みである「GIGAスクール構想」の推進や、少子化の進行を背景に、私立だけでなく公立学校でも生徒手帳をプラスチックカード型の学生証へ移行する動きが広がっています。カード化によって携帯性・耐久性・運用コストの面で大きなメリットが生まれ、学校運営の負担軽減にもつながります。

本記事では、カード化が広がりつつある背景とカードプリンター導入のポイントや内製メリット・デメリットをわかりやすくご紹介します。


1. 生徒手帳が学生証に変わっている背景

公立学校で配布されている生徒手帳といえば、手のひらサイズの小さな紙製冊子というイメージがあるのではないでしょうか。校則や校歌といった学校情報が掲載されているほか、裏面には顔写真・氏名・学年が記載されており、学生の身分証としての機能も持ちます。


これまで主に「プラスチックカード型の学生証=私立学校のもの」とされてきました。その背景には、私立学校は独自の予算で設備投資(カードプリンター購入)しやすいのに対し、公立学校では教育委員会による予算制約が厳しく、初期コストのかかるカード内製には踏み切りにくいという事情がありました。


しかし近年、その状況が変わりつつあります。少子化・ICT化・コスト構造の変化という3つの要因が重なり、公立学校においても生徒手帳をプラスチックカード化する動きが少しずつ広がっています。



2. 公立学校で内製によるカード化が進む3つの理由

・少子化による在籍生徒数の減少とコスト逆転

生徒が減るほど、1冊あたりの生徒手帳製本コストは割高になる傾向にあります。一方で、カード化して内製した場合のランニングコストは在籍人数に左右されにくいため、生徒数が少ない学校ほどカード化のコストメリットが大きくなるケースもあります。


・紙製冊子の携帯しづらさとスマートフォン時代への対応

財布やスマートフォンケースでカードを管理する生活習慣が定着した現代では、冊子型の生徒手帳を日常的に携帯することへの抵抗感が強まっているという声も聞かれます。身分証としての機能を果たすためには、携帯しやすいカード化がより実用的です。


・GIGAスクール構想によるICT環境整備の加速

文部科学省が推進するGIGAスクール構想により、学校現場のデジタル化が急速に進んでいます。ICT機器の導入が当たり前になる中で、管理ツールの一環としてカード型学生証を取り入れる学校も増えています。



3. 生徒手帳の役割、時代とともに変化するニーズ

生徒手帳は、中学校や高等学校で配布される学生の身分を証明するアイテムであり、教育理念・校則・校歌などを手軽に確認できるツールとして長らく活用されてきました。


しかし近年、生徒を取り巻く生活環境の変化により、生徒手帳に求められる役割も変わりつつあります。スマートフォンの普及により、校則や連絡事項はウェブや学校専用アプリで確認できるようになり、また、かさばる冊子を日常的に携帯することに敬遠される傾向にあります。


生徒手帳が持つ本来の「いつでも携帯し、必要なときに提示できる身分証」という役割を損なわないために、現代のライフスタイルに合ったカード型という選択肢が注目されています。



4. 生徒手帳から学生証カード内製に移行した際のメリット・デメリット

生徒手帳をプラスチックカードの学生証に置き換えることで生じる利点と課題点を整理します。


メリット

・携帯しやすく、身分証として活用しやすい

財布やスマホケース、定期ケースに入れて持ち運べるため、学生割引などの特典を受ける際にもスムーズに提示できます。

・耐久性・耐水性が高く、長持ちする

プラスチック製のため紙製と比べて破損・水濡れに強く、在学中の3年間続けて利用することができます。

・再発行・更新作業が容易になる

校内のデータベースに生徒情報が保管されているため、紛失時の再発行や学年更新に素早く対応できます。

・コストの長期最適化が見込める

カードプリンター購入の初期費用はかかりますが、2年目以降のランニングコストは在籍生徒数を問わず一定に抑えられます。少子化が続く公立学校では、長期的なコスト優位になるケースが多くあります。


デメリット(課題点)

・記載できる情報量が減る

カードには冊子ほどの情報を記載できません。ただし、二次元コードを加えて校則・教育理念などをウェブ上で確認できるようにすれば、この課題を解決することができます。


・初期導入コストがかかる

内製するには、カードプリンター本体の購入が必要です。予算確保のハードルになる場合がありますが、ランニングコストの削減効果を加味した長期的な費用対効果で判断することをおすすめします。


紙製生徒手帳

プラスチックカード(内製)

初期費用

ほぼなし(印刷・製本費のみ)

カードプリンター購入費用が必要

1冊/枚あたりのコスト

生徒数が少ないほど割高傾向

枚数に関わらず一定

再発行・更新

業者への再注文が必要(時間・コスト大)

即時・低コストで対応可能

耐久性

破損・水濡れに弱い

耐久性・耐水性が高い

携帯しやすさ

かさばりやすく、携帯に対する不満増加傾向

財布・ケースに収納可能



5. 実際に採用されている学生証のデザイン事例3例

事例1 プレ印刷×サインパネルの組み合わせ

表面に学校名・ロゴなどをプレ印刷し、可変情報(名前など)だけを必要な時に印刷する方法です。裏面はサインパネルを設け、通学定期情報を手書きで記入できるシンプルなデザインです。スクールカラーやデザイン性を重視している場合は、こちらの仕様がおすすめです。

事例:約1,000~1,300名規模



事例2 二次元コード×シールの組み合わせ

表面に校則・教育理念などを確認できる二次元コードを用意し、裏面には通学定期情報を記入できるシールを貼るデザインです。情報量の少なさというカードのデメリットを二次元コードで補いつつ、運用の柔軟性も確保できます。

事例:約100~200名規模



事例3 バーコード×シンプルデザインの組み合わせ

図書館用バーコードや顔写真、氏名、学年のみをデザインしたシンプルな構成です。必要な情報を絞り込むことで、発行作業の効率化と管理のしやすさを両立しています。ICタグや磁気ストライプと組み合わせて入退館管理に活用している学校事例もあります。

事例:約2000名未満規模



6. 初めてプラスチックカードの学生証を内製するのにおすすめのカードプリンター

生徒手帳カード化の内製を検討するなら、カードプリンター『GRASYS(グラシス)』がおすすめです。


カードプリンター『GRASYS(グラシス)』の特長

・累計販売台数4,000台以上の実績

・直感的にわかりやすいUI設計で、初めてカード作成を内製する担当者でも安心して操作できる

・低価格ながら必要な機能が揃っており、コストを抑えた導入が可能

・IC・磁気エンコードオプションがあり、撮影した顔写真や既存書類の顔写真をスキャナで取り込み、即時発行できるオプションソフトも用意


充実したサポート体制

・販売前の検討段階からデモンストレーション(オンライン含む)が可能

・導入後も気軽に利用できるフリーダイヤル窓口とお問い合わせフォームを完備

・標準で1年間無償保守に加えて、計3年、計5年の有償サポートパックも販売あり。保守期間内の自然故障は無償対応。(※修理内容によっては、有償修理となる場合があります。)


Excelで準備したリストさえあれば、自動で印刷作業を行えるため、「公印を押す」「生徒写真を貼る」「手書きで情報を記入する」といった従来の手間をすべて省略できます。



7. おわりに

本記事では、生徒手帳のカード化が広がりつつある背景と、その具体的なメリット・活用事例についてご紹介しました。

かつては「カードの学生証=私立学校のもの」というイメージがありましたが、生徒を取り巻く環境の変化とともに、公立学校においてもカード型学生証という選択肢を検討する動きが広がっています。


内製するには、初期投資こそ必要なものの、2年目以降のランニングコスト削減や再発行業務の効率化につながり、さらに身分証としての携帯率向上など、長期的なメリットは多岐にわたります。


生徒手帳のカード化にご興味がある方は、お問い合わせフォームよりデモのご依頼・お見積りのご相談をお気軽ください。



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